灰になるまで腐女子です?

二次元沼にハマった永遠の35歳主腐が同輩を求めて綴る戯言

回顧録Ⅰ ー腐女子草創期~全盛期ー

 こんにちは、稀腐人です。同世代の腐女子の方とコンタクトが取れればと始めたブログですが、腐女子といっても何を対象に萌えているのかで、話題も変わってくると思います。ワシの場合、専らマンガ・アニメの二次創作で、まずは自分の歴史(黒歴史?)から語っていくことにします。

 大学時代、インディーズバンドが大好きな友人Mに誘われて、度々目黒や渋谷のライヴハウスに通いました。プログレからヘビメタまで何でもありの彼女の守備範囲の中にメロディアスハードを売りにしたバンドがあり、彼らの音楽がいたく気に入ったワシはファンクラブに入会しました。

 そのバンド名は"Make-up"(メイクアップ)といい、ある時彼らのライヴに行ったところ、Vo.の山田信夫氏がこう語ったのです。

「今度アニメの主題歌をやることになりました」

 えっ、アニソン? 『サイボーグ009』の島村ジョーは好きだったけれど、さほどアニメを観ておらず、原作マンガもチェックしていなかったワシが初めて聞いたそのタイトルは『聖闘士星矢』。はい、押しも押されぬビッグネームですね。

f:id:xifuren2019:20191130145025j:plain

聖闘士星矢

 当時のファンクラブ会報がこちら。文章が手書きなのが、時代を感じさせます。

f:id:xifuren2019:20210204143812j:plain

Make-up ファンクラブ会報表紙

f:id:xifuren2019:20210204144009j:plain

聖闘士星矢の主題歌についての記事

 早速『聖闘士星矢』なるマンガ並びにアニメについて、コミックスを買ったりアニメを観始めたりしたワシに、既に同人活動をやっていた別の友人Kが「こんなものがあるよ」と言って手渡してきたのは星矢の薄い本。これが同人誌との出会いで、素人が本を出している、それも既存の作品をネタにして「二次創作」をしているという事実に衝撃を受けました。

 その薄い本の内容はギャグが中心でしたが、じつはあちらの方向の作品がある、いや、そちらの方がむしろ盛んだと聞き、さらに衝撃……

 BLなんて言葉のない時代、御存知の方も多いでしょうが、それらは「やおい」と呼ばれていました。Kに「やおいとは何だ?」と訊くと「ヤマなしオチなしイミなし、からきた」と説明を受けましたが、何でそういう表現になったのか、今でもモヤモヤしています。そんな古い話でモヤモヤしても仕方ないんですけど。

 さて、星矢を読むためにジャンプを買い始めたワシが同誌で連載中のマンガの中で気に入ったのは『ドラゴンボール』。はい、さらにビッグネーム出ました。世界でも知らない人はいない作品ですが、一応画像貼ります。

f:id:xifuren2019:20191130151038j:plain

ドラゴンボール

 ベジータの登場により「やだ~、悟空とベジータっていいかも♥」と妄想をふくらませ、あちらの方向に転がり始めたワシはついにサークルを立ち上げ、同人誌の通販で知り合った、今で言うところの「絵師」Sと共に、DBサークルとして活動を開始しました。

 元々小説を書く趣味があり(内容としてはB級少女マンガレベルだが)拙いながらも、自分でも絵を描いていたので、簡単なマンガを描き、小説の挿絵やイラストをSにお願いするといった形で同人誌を創り、即売会にも参加しました。

 内容としては悟空とベジータのCP、いわゆるカカベジで、のちにトランクスと悟飯(トラ飯)も始めました。やがて我々の興味はDBからSD、すなわち『SLAMDUNK』へと移りました。

f:id:xifuren2019:20191130153603j:plain

SLAMDUNK

  ここでは流川×花道(流花)をメインに、リョータ×三井や仙道×越野などもやりました。一番盛り上がった時代だったな。いろんなサークルと交流ができ、薄い本も何冊か出して、やりたいことは全部やり尽くしたと思いました。

 結婚を機に、サークル活動は休止。未練もなく足を洗ったはずでしたが……続きはまた次回に。

 サークル活動中でのエピソードについては別の機会に語ろうと思います。また、バンド"Make-up"についても、音楽カテゴリの方で記述できればと考えています。

 ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 BL・GL・TLブログへ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL語りへ
PVアクセスランキング にほんブログ村